何度かパリを訪れていますが，このお堂が開いている時に来られませんでした。 以前見た時より表面が白くなり，修復の手が入った事を窺わせます。
使ったカメラは 12倍ズームなのですが，広角側のレンズ収差は余計ひどくなりました。
正面中央の入り口上部のタンパン彫刻です。 最後の審判の場面でしょうか，下段では死者が墓から蘇り，中央左側は天国へ，中央右側は繋がれて地獄へ，上部にはキリストとマリアがいますね。
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正面右側の入り口上部のタンパン彫刻です。 聖母マリアの母，聖アンナに捧げられていますが，図柄は聖母マリアの様です。 このお堂が建つ前にあったお堂のものとかで，かなり古そうです。
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このお堂のステンドグラスも綺麗です。 身廊は 5廊式で，比較的低い位置に大きなステンドグラスが続きまず。
それに夢中になり高窓をちゃんと見ていません。 高窓は簡単な幾何学模様の窓だった様に思いますが。｜旅 紀行Topへ｜
内陣側周歩廊の祭室のステンドグラスです。
パソコンで遠近法補正を行っています。 縦横を平行にして，円形の上下左右寸法をそろえていますが，あと僅かの修正が難しく，多少アバウトではあります。｜旅 紀行Topへ｜
これも内陣側周歩廊の祭室のステンドグラスです。 手前に置かれたろうそくや十字架がシルエットとなり雰囲気は出ますが，ステンドグラスにとっては一寸邪魔ですね。
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これも内陣側周歩廊の祭室のステンドグラスです。 制作年代が異なるのか少し違う雰囲気です。
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北側トランセプト（交差廊）の薔薇窓です。 暗い堂内に輝く大きな薔薇窓に，思わずホォーとため息が出てしまいます。
内陣ではミサが行われていましたので，あれもこれもと無遠慮な撮影はできませんでした。｜旅 紀行Topへ｜
南側トランセプト（交差廊）の薔薇窓です。 こちらの窓も綺麗です。
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内陣と周歩廊を分ける壁の外周には聖書物語の彫刻が続きます。 キリストが誕生して東方三博士の祝福を受ける場面と，赤子殺しの場面の様です。 このお堂の彫刻は綺麗に彩色されており，木彫の様ですが石造だとか。
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北側の鐘楼へ登ろうと鐘楼の入口から少し登りましたら，パイプオルガンへのドアのあるホールに出ました。 何の飾り気もない石造天井ですが，かえってその構造がよく分ります。
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20分程行列に並び，鐘楼に登りました。 入り口はお堂の外，北側鐘楼の根元にあります。
石の螺旋階段を只ひたすら登ります。 出た先は明るいパリの街，羽のある魔物が頬杖をついて眺めています。
鐘楼からの下りは，南側鐘楼の螺旋階段になりますので，基本的にすれ違い待ちはありませんが，南側鐘楼の屋上への螺旋階段は交互通行でした。
南側鐘楼の鐘楼彫刻の魔物です。 上から下を覘き込んでいますが愉快です。 厳粛なるお堂にこの遊び心が受け入れられたのでしょうか。 むしろ魔よけのために推奨されたのでしょうか。
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北側鐘楼からサントシャペルの塔，シャンゼリゼ通り，凱旋門を見渡します。
お堂前の広場のマロニエの樹には，真白い花が沢山咲いていました。 この写真には写っていませんが，紫色の桐の花も満開でした。
広場の色の違う敷石は，広場を拡げる前の建物を示しているのでしょう。｜旅 紀行Topへ｜
鐘楼からはセーヌ川，エッフェル塔，モンパルナスタワー等も見渡せます。 新旧が入り乱れた活気ある都市の景観がよいですね。
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南側鐘楼の大鐘の脇を通って塔の上まで登りました。 北側の丘の上にモンマルトルのサクレクール寺が見渡せます。 手前のお寺はサントゥスタッシュ寺です。
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お堂の交差部に建つ尖塔です。 左右の鐘楼の連絡橋部からお堂側を振り向きます。 この尖塔は古く，モン・サン・ミッシェルやサント・シャペルの尖塔のモデルになっているとか。
セーヌ川がシテ島の左右に分流しています。｜旅 紀行Topへ｜
左右の鐘楼の連絡橋部からお堂側を見下ろします。５廊式の身廊とそれ故に長い跳び梁の構造がよくわかります。
表の広場からは見えない右側の大屋根に大きな時計がありますが，せむし男が鐘を撞く時間を知るためのものなのでしょうか？