ルクソール神殿の第１塔門です。 ラムセスII世のオベリスクと巨像があります。 元々ラムセスII世のオベリスクは 2本ありましたが，右側の台座に乗っていた方はスエズ運河開鑿の返礼としてフランスに譲渡され，今ではパリのコンコルド広場を飾っています。 （参考・コンコルド広場）
ラムセスII世のオベリスクです。 同じ様なヒエログリフが 3列刻まれていますが，時期を替えて再刻されたものでしょうか？
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ラムセスII世のオベリスクのアップです。 ラムセスII世の王名（カルトゥーシュ）が彫られています。
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第１塔門を 2体のラムセスII世像が護っています。 オベリスクはヒヒのいる台座に乗っていますが，右側にある空のオベリスク台座の写真を撮りそこないました。
あちこちの遺跡に座っているエジプト人のおじさんは，一緒に写真に写ってモデル料を請求しようとする魂胆です。
第１塔門から第２塔門と列柱室を見ます。 第２塔門も 2体のラムセスII世像が護っています。 左側の壁はルクソール神殿内にはみ出して建設された後世の回教寺院です。
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ルクソール神殿のラムセスII世の中庭に続く大列柱室の入口にある第２塔門の石像です。
この神殿にはラムセスII世の像が幾つかありますが，お得意の顔です。
ラムセスII世像の背後の第２塔門とツタンカーメン王夫妻の像です。 第２塔門裏側に彫られたカルトゥーシュがツタンカーメンだとか。 奥さんの名はアンケセナーメン，アクナトンの娘です。 彼女がツタンカーメンの棺に置いた花束はカイロの考古学博物館に今も残っています。
エジプト王権は女性によって伝承されます。 王権保持者の女性と結婚した男性が王となります。 異母兄妹間結婚等もあったそうですが， 王の奥さんも重要なのです。
カルナック神殿ほど巨大ではありませんが，ルクソール神殿にも列柱室があります。 列柱に石梁を乗せて天井を造る手法は同じですね。
皇帝崇拝の場に続く列柱室のパピルスの柱です。 パピルスを束ねた形状の柱ですが，当時の色模様が残っています。
列柱の間にローマ時代の彫刻か何かの台座が残っていました。 時代を越えてこの神殿は使用されていたのだと思います。
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ルクソール神殿の皇帝崇拝の場の壁には，後世のフレスコ画が残っています。 この神殿がコプト教（エジプトのキリスト教の一派）の教会として使用されていた名残りだそうです。
この神殿はキリスト教ばかりではなく，回教寺院としても使用されていました。 入口のラムセスII世の中庭の左半分には 800年前の回教寺院が張り出しています。 これも立派な古代遺産ですので，取除く訳には行かないのだそうです。 この回教寺院は，ルクソール神殿より高い位置にありますが，当時はそこまで砂に埋まっていたのでしょう。
ルクソール神殿の奥の至聖所です。 見事なパピルスの列柱です。 至聖所の前には「アレキサンダーの間」がありますが，アレキサンダー大王も礼拝堂を寄進したのでしょう。 そこは暗くてよく写りませんでした。
至聖所の壁面レリーフです。 当時の色が残っていますが，ヒエログリフ（象形文字）が読めると面白いのでしょうが。 （お経の様なもので，似たような内容の繰返しかな？）
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これも至聖所の壁面レリーフです。 アンクを持つ王とご先祖でしょうか，ラムセスII世のカルトゥーシュもありますね。
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ルクソール神殿の奥の列柱室とアメンホテプIII世の中庭を通して，列柱廊と第１塔門を見ます。 列柱廊の屋根はどんな形状だったのでしょうか？
緑色のネットは修理中の回教寺院です。
アメンホテプIII世の中庭から列柱室，至聖所側を振り返ります。 太いパピルスの柱が取囲んでいます。
