この旅の目的地，サンティアゴ・デ・コンポステラに到着しました。 中世よりの巡礼地で，ローマ，エルサレムと並びます。サンティアゴ（聖ヤコブ）の墓が星降る野（コンポステラ）に発見され，教会が築かれました。 巡礼は江戸末期のお伊勢参りの様な感じでしょうか，洋の東西を問わず似た様なことが流行ります。
鈍い夕日に照らされた正面ファッサードですが，遠近法補正をいじっていたら，絵葉書になってしまいました。 中央上部のサンティアゴの像が巡礼者を迎えます。 表面のオレンジ色は苔か何かでしょうか？ 古びた落ち着きのあるよい色です。
タンホイザーが巡礼に出たのはこの寺ではなく，ローマです。
夜は美しくライトアップされると聞いていましたので，大聖堂前のオブラドイロ広場で夕暮れを待ちました。
この塔には天の橋立式の鑑賞法があります。 またぐらから覗くのではありませんが，頭をお堂の方に向けて広場に横たわり顎を上にして逆に見上げます。 広場中央には頭を置くべく印の石があり，そこから逆さまに見上げるとご利益があるとか。 この写真はその位置で逆さま状態で撮影しました。
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オブラドイロ広場から離れて他のビューポイントに移動しました。 広場で聞いた展望台への道がわからなくなりましたので，適当なところで遠望しました。 三脚がなく，苦労しましたがやっと１枚何とかなりました。
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永く憧れていたサンティアゴ・デ・コンポステラの大聖堂を見ることが出来ました。 ホテルに戻る前に，広場近くの路上で乾杯をしました。冷えた白ワインは土地のものを頼みましたが，リオハの赤ワインのうんちくを傾けながら数本開けてご機嫌でした。
おつまみに頼んだ小さな帆立貝と赤貝の酒蒸しが美味しかったのですが，翌朝お腹の痛くなった人もいた様で，危ない危ない。｜旅 紀行Topへ｜
前の晩に来られなかった展望台に行きました。でも強烈な逆光で，シルエットしかわかりません。
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ファッサード内部の「栄光の門」です。 一つ前の時代の門だったかも知れません。 スペイン北部を何日もかけて横断して来た巡礼者達は，どんな想いでこの門をくぐったでしょうか。 巡礼者が大勢来てもよく見える様にキリストの弟子達の像（左端は天国の鍵を持つのでペテロでしょう）は高く持ち上げれられています。
この写真の左側にはもう一つの入口があり，その中央にはサンティアゴ （聖ヤコブ） が出迎えています。 その像の足は磨り減っており，多くの巡礼者の唇が触れたためとか。｜旅 紀行Topへ｜
かの大聖堂の身廊です。 思っていたよりシンプルで，単純なアーチ構造であることが，その歴史の古さを語る様に思えます。
有名な大香炉のロープははられていましたが，肝心の香炉は見当たりませんでした。 多くの巡礼者の汗臭さを消すための大香炉と言われていますが，何かイスラム的なものをも感じます。
正面の黄金祭壇のサンティアゴは「よう来た，よう来た」と言っている感じです。 その下のクリプタにはサンティアゴの黄金のお棺がありましたが，子供並みの小さなものでした。 （参考・黄金のお棺）｜旅 紀行Topへ｜
大聖堂後面にある聖なる門ですが，ファッサード上部にいるサンティアゴがここにもいます。 サンティアゴの年 （7月25日のサンティアゴの日が日曜日となる年） に開くそうで，くぐればご利益がありとか。
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カテドラル北面の「巡礼者の門」です。 しかし，歩いて来る現代の巡礼者はここを通って正面に回っている様でした。 ここからは祭壇に近いのですが，正面とどちらから入るのが正式なのかわかりません。 こちらの門の方が古いのかも知れません。
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ガイドブックに載っている大聖堂回廊への入口から入ろうとしましたら，警備の小父さんにぐるっと半周回る様に言われました。 そこは美術館の入口で，巡礼路地図等を求めることが出来ました。
集合時間が迫っていましたので，美術館は止めて回廊に出ました。 ファッサードの塔や時計塔が裏側から見られたりしてよかったです。｜旅 紀行Topへ｜
大聖堂の裏側にある教会の入口の壁に火で焼かれる地獄の彫刻がありました。 さぞや熱かろうと思わずシャッターを切りました。
大聖堂周辺には人込みを当て込んだ芸人が沢山います。 バグパイプ吹きのお兄さんが格好よかったので一緒に写ってもらいました。
バグパイプはスコットランドと思っていたのですが，そうでもなさそうです。
昔の巡礼スタイルの小父さんがいました。 帆立貝の貝殻を付けて，どちらかと言うと暑苦しい格好でしたが，こだわりの修道士さんの様です。 後日，テレビの海外旅行番組にも登場していました。
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国境を越えてポルトガルへ入ります。特に何があると言うわけでもありません。 この時は通貨がユーロに統一される直前でしたので，国境のパーキングには両替業者の小型トレーラーがありましたが，今は昔になってしまいました。
