ミラノの象徴とも言えるお寺です。 ２本ある地下鉄の交差部にあります。 １４世紀後半から建設が始められ，正面のファッサードはナポレオンの命令で完成したとか。
最初の旅はツアー旅行でしたので，添乗員の案内でさらっと内部を１廻りしただけでしたが，シチリア旅行の帰りには少し自由時間があり，朝夕に訪れて屋上にも登ってきました。大理石の屋根瓦というか石板にうなりました。下に戻ってお堂を一周し，イタリアの寺院らしからぬゴチック調の窓枠や彫像を堪能することができました。この広場に面してヴィットリオ・エマヌエルⅡ世アーケードがあります，そこを抜けるとスカラ座です。 スカラ座でオペラを見たかったのですが，興行はありませんでした。 スカラ座の右脇の道を直進するとブレラ絵画館に出ます。 アーケードを抜けて一寸右折し，フェデーレ教会の脇を抜けて，ジノリのお店の前を通って少し行くとモンテ・ナポレオーネ通りのブランドショップ街に出ます。 ドゥオーモの脇を通ってサン・バビラ広場からも行けます。
お堂内部の床模様にびっくり。 色大理石を組み合せた見事な細工が一面に続きます。 柱に寄りかかりながら，スローシャッターを決めてみました。 フラッシュを焚いたのでは向うの方まで均等に写りません。 お堂の側廊には礼拝堂が並び，蝋燭の光が石の柱を照らしています。蝋燭代を納める箱があったりして，お不動さんのお堂を見る様でした。 奥に少し見えている大窓のステンドグラスの撮影は手ぶれで失敗しました。
入口付近の床には黄道１２宮のシンボルが１本のレールの両側に並んでいました。壁の穴から差込む太陽の光の位置で，正午になると何月何日かがわかる日時計だろうと思います。
これと同じものは，ミケランジェロがローマのディオクレティアヌス帝の浴場跡を改装したサンタ・マリア・デリ・アンジェリ寺にもありました。｜旅 紀行Topへ｜
お堂側廊の各窓には美しいステンドグラスがあり，聖書の物語を語っています。 物語は左下から始り右へ進み，次の段の左から右へと展開します。 この窓は修復が終って蘇ったものでしょうか綺麗です，窓のなかには工事中だったりくすんでよく見えない窓もありました。
お堂北側の古い窓はナポレオンが表の広場で大砲を打った時の轟音の衝撃で壊れてしまったとか。三脚が使えるともっとクリアに写ると思うのですが，多くの場所にはフラッシュ禁止，三脚禁止の絵が掲げられています。 レントゲン撮影の時の様に大股を開いて息を止め，目をつぶってゆっくりとシャッターを押します。 それでも失敗しますので，次回からはセルフタイマーを併用してみようかと考えています。
フォトレタッチソフトで遠近法補正を行っています。｜旅 紀行Topへ｜
ミラノ大寺をその後方より訪れます。 クーポラ上方の塔の上に黄金のマリア像が輝いています。 何年ぶりかのミラノですが，ツアーの集合場所のミラノ大寺に向います。
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ミラノ大寺の北側の大窓です。 ナポレオン軍の大砲の轟音で壊れてしまった窓かも知れません。 壁面の彫刻が見事です。
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ミラノ大寺の北側壁面の彫像です。 ローマ皇帝の像でしょうか，この様な彫像が多数壁面を飾っています。
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ドゥオーモ広場の北側にあるヴィットリオ・エマヌエルⅡ世アーケードの北側入口です。 以前訪れたことのある懐かしい名所を再び尋ねます。
ヴィットリオ・エマヌエルⅡ世アーケードの中央部の床モザイクです。 牛の絵の穴に靴のかかとを入れて一回りすれば願いが叶うとか。 隣のお姉さんも穴の空くのを待っていてくれました。
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ドゥオーモ広場の北側にあるヴィットリオ・エマヌエルⅡ世アーケードの中央交差部の大理石床模様です。頭上を見上げればガラスの大天井が拡がっています。床の中央には大きな模様があり，その東西南北にはそれより小さな模様があります。これは北側の床模様ですが，赤十字はスイスを表しているのでしょうか，南側はローマの狼です。
人通りが多くなかなかシャッターチャンスが得られません。 ナポレオン帽子と赤い線の入った濃紺のズボンの背の高い警官が近くまで来たら並んで写真を撮ろうと構えていたのですが，彼等の足が速く失敗しました。
家内が手にするのは下の娘へのお土産で，１週間の犬番に報います。イタリアのあちこちにヴィットリオ・エマヌエルⅡ世の名前を冠した場所があります。 彼は分裂していたイタリアを統一しました。 言わばイタリアの明治天皇で，時期的にもほぼ同時代です。 ガリバルディ将軍はさしずめ西郷隆盛でしょうか。
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レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐の絵があるお寺です。 絵の修復がほぼ終った頃でしたので見る事ができました。１５世紀末の遠近法が今もちゃんと生きていました。 （参考・最後の晩餐）
最後の晩餐の絵は他にも幾つか見ましたが，裏切者のユダがそれとなくわかる様に描かれています。
庫裏の食堂に描かれることが多く横長の構図が多いのですが，ブレラ絵画館で見たルーベンスの絵は少し縦長で，テーブルの下からむさい犬が顔を覗かせていました。 コボ（我家の犬）に見せようとスローシャッターを押しましたが失敗でした。最後の晩餐の絵の脇に第２次大戦当時の写真が掲載されていました。 寺は爆撃で壊され，最後の晩餐の描かれた壁のみがかろうじて残っていました。 ナポレオン時代は馬小屋に使われたとか。
このお寺はその外形もユニークで，ジノリの 1992年のクリスマスプレートにも描かれています。 あいにく中には入れませんでしたが，中から見上げるブラマンテのクーポラはどんな感じでしょうか。
ミラノ公代々の居城です。 蔦の茂る空堀を渡って城に入ります。
城の表のセンピオーネ公園には，白いマロニエの花と紫の桐の花が満開でした。 イタリアではあちこちで日本の植物（藤，柿，桐） を見かけました。 郊外ではアカシアの白い花が真盛りで，風に飛ばされたポプラの綿毛が雪の様に舞っていました。
スフォルツァ城の中庭です。 十字架と蛇の紋所が見えますが，アルファ・ロメオのエンブレムとは左右が逆です。
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ドゥオーモとスカラ座の中間にある街中の小さなお寺です。右側の銅像の後ろの建物です。 平日でしたので入れませんでしたが，ホットする広場に面しています。
ガイドブックでは特に触れていないのですが，ジノリの 1991年のクリスマスプレートに描かれています。
ホテルがミラノ中央駅近くでしたので，朝食までの時間に訪れました。 ムッソリーニが国の面子で建てた立派な駅舎です。 撮影した電気機関車は JR の EH10 の様な分割型です。
ホテルがマルペンサ空港にアクセスのよい郊外にありました。 ミラノの市街から郊外電車でホテルに戻ります。
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