ラバトの街で聖ヨゼフのお祭りがありましたので出かけました。 バスターミナルからメインストリートへの入口ですが，狭い通りは綺麗に飾られ，人々々で真直ぐ歩けません。
左のお寺が聖ヨゼフ寺です。 中ではミサが行われており，ラバトのお歴々が威厳をもって並んでいました。
ラバトで有名なお寺はこの少し先の聖パウロ寺です。 地下にはカタコンベが広がっています。 マルタは聖パウロ伝説の島でもあります。
お祭りのメイン会場でしょうか，お堂の内部が綺麗に照らされていました。 長い蝋燭が重要な儀式を思わせます。 この左奥にもお堂があり，ミサが行われていました。
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聖ヨゼフ寺の横道にこれから出番の来るだろう山車の人形が置いてありました。 剣を腰にしたマルタの女騎士のいでたちです。
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聖ヨゼフのお祭りではさまざまな露店が出ていました。 聖パウロ寺前のパトリッシュ広場のお菓子屋では店の前に土地の銘菓が積まれていました。 可愛い児が試食を進めていましたが，美味しかったのでつい買ってしまいました。 4歳だと本人は指で示していました。
聖ヨゼフ寺の先に聖パウロ寺があります。 マルタはパウロ伝説の島でもありますが，その根本のお寺です。 このお堂の地下にはカタコンベが拡がっており，お堂の内外から地下に至れます。
聖パウロ寺のクーポラです。 頂上のランタン部には精霊の鳩が飛んでいます。
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聖パウロ寺の脇の公園からの見上げです。 この公園にカタコンベの入口があります。
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ラバトの街中のカタコンベに行きました。 中世以前のキリスト教徒の墓なのですが，よくも掘ったりと言うほど続きます。
聖パオロ教会のカタコンベとは異なる場所から入りますが，内部はつながっているのでしょうか。 ラバトの街はカタコンベの上に築かれた，というのもホントかも知れません。
石灰岩の大地に刻まれた轍状の痕跡です。並行する 2本の溝が轍を思わせます。マルタの巨石神殿文化と関係があるのかも知れません。
白く咲く花は野生のアイリスですが，日本のあやめ，かきつばたとはかなり異なり，花が枝咲きになっています。 この後訪れた，ディングリクリフの断崖にもたくさん咲いていました。
カートラッツの野からディングリの街が見えました。 高く聳えるお寺の塔の向きから隣のラバトの街ではないと判断しました。
ディングリクリフの崖の上にやって来ました。 崖の上には野生のアイリスが一面に咲いていました。 又，レーダードームが海の彼方を睨んでいました。 海に落ちる崖の上には小さな礼拝堂がありましたがよい写真がありません。 アイリスのアップ撮影にも失敗しています。
マルタ島にも「青の洞窟」があります。 カプリ島の「青の洞窟」へ行っていませんので，入ってみたかったのですが，風が強く舟が欠航でした。 写真は駐車場付近のマリア堂です。 海に出る人々の信仰心の厚さでしょうか。
風で舟が欠航というのがいかにも残念で，舟着場まで降りてみました。 湾内は平穏でしたが，風待ちの舟頭さんとのツーショットであきらめました。
ブルーグロット近くのハジャイーム神殿にやって来ました。 マルタ島中部の古代巨石神殿です。 幾つか見た神殿のなかで 1番大きく立派でした。 この神殿からはマルタヴィーナスと呼ばれる豊穣女神像がいくつも発掘され，ヴァレッタの考古博物館に展示されています。
巨石で仕切られた部屋の出入り口でしょうか。 新石器時代の神殿跡です。
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大きな石が組み合わされています。 この石を運んだ跡がカートラッツなのかも知れませんね。
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神殿の重要部分の部屋でしょうか大きな石が使われています。 犠牲を焼く炉の様な台も見えます。
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ヴァレッタとイムジーナの中間にあるサンアントンガーデンです。 現在は大統領官邸として使われる騎士団長宮殿の付属庭園です。
珍しい植物が数多く植えられていました。 リスボンで見た，紫の花を桜の様に咲かせる，ジャガランタの樹もありましたが訪れた時期は葉もなく，只の樹でした。
地元の小学生の社会科見学の一団とすれ違いました。
首が黒く胴体は白い，黒白鳥が泳いでいましたがアルゼンチン原産とか。 珍しいですね。
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サンアントンガーデンを出たところで，幼稚園児の団体に出会いました。 ピカチュウをしっかり抱えた児が印象的でした。
途中で訪れたガラス工房の脇にユダの樹の花が満開でした。 工房の売店でイムディーナグラスの小さな花瓶を買いました。
ユダの樹はローマでは街路樹にも植えられていますが，キリストを売ったユダが首をくくった樹だとか。 赤紫の花はユダの血の様です。 樹の幹からいきなり花が咲いたりする程奇妙な樹です。
日本の花蘇芳（はなずおう）に近いと思われますが，もっと大きな樹になります。
ラバトの隣にイムディーナの街があります。 ヴァレッタが築かれるまではマルタ騎士団の中枢だったのですが，騎士団が新都ヴァレッタに移った後は無人の街になりました。
イムディーナのメインゲートの裏面の頭上彫刻です。 彫刻のテーマはよく分りません。
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イムディーナの街にヴァレッタ移転まで使われていたお堂が残されています。 内部の荘厳はそのまま維持され，ミサも通常通り行なわれている様です。
イムディーナ大寺の正面ファッサードです。 ヴァレッタの聖ヨハネ大寺によく似ていますが少し小ぶりな感じです。 イムディーナがヴァレッタのミニ版ではなく，ヴァレッタがイムディーナの拡大版なのです。
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イムディーナ大寺のクーポラを見上げます。
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イムディーナ大寺のステンドグラスですが，トランセプト部だったと思います。
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イムディーナ大寺の床の墓標ですが，色大理石のはめ込み細工で，ヴァレッタの聖ヨハネ大寺と全く同じです。 このお堂が維持されて来たのは，先輩達の墓を無いことにする訳にはいかなかったのでしょう。
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主祭壇部の天井です。 天井から下がる天蓋はヴァレッタの聖ヨハネ大寺と全く同じです。
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イムディーナの街にもカーマライト寺があります。 楕円のドームはない様ですが，Google Earth 画像では楕円のお堂であることが確認できます。 幼児イエスを抱くマリア像もヴァレッタの像とよく似ています。
イムディーナの城壁の上から近隣の街々がよく見えました。 大きなドーム型のお寺が見えますが，モスタドームです。
モスタの街のモスタドームにやって来ました。 正確には被昇天聖母寺という様ですが，ローマのパンテオンの様な風情です。
モスタドームのクーポラ内面ですが，格間毎に花を置いて綺麗です。
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モスタドームには奇跡伝説があります。 第1次世界大戦時にドイツの爆弾が着弾しましたが不発であったのでお堂は破壊から救われました。 神に守られたその爆弾が展示されていました。
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