コンヤの街を代表する建造物ですが，市中央のアラアッディンの丘のふもとにあります。 内部には入りませんでしたが，入口の浮き彫りが見事です。 偶像を否定する，西欧とは異なる方向への美意識が伝わります。
コンヤを代表するメヴラーナ教団の開祖の霊廟です。 白いスカートとトルコ帽の男性が何時間もくるくると回る踊る宗教の発生の地でもあります。 内部は撮影禁止でしたが，霊廟の隣にモスクと舞踏室があり，白木のフローリングの床が拡がっていました。
法然の念仏踊りと同じ発想だとトルコ人ガイドが言っていましたが，そうかもしれません。 この宗教ダンスを見るチャンスはありませんでしたが，カイロでのベリーダンス鑑賞時に，くるくると何時までも回っているこのダンスを見かけました。 （参考・スーフィーダンス）
モスク側の窓の上に綺麗な絵タイルがありました。
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メヴラーナ霊廟の庭に薔薇の花が沢山咲いていました。 霊廟と薔薇の取り合わせに，オヤッと思いましたが，この地方は薔薇が名産だそうで，薔薇の香りのグッズがあれこれと売られていました。 西洋文明の基はトルコにあるのでは，とさえ思えます。
コンヤのホテルは郊外にありました。 ホテルの脇を路面電車が走っていましたので，近くのスーパーに買い物に行った時に歩道橋の上から撮影しました。 スーパーではチャイのコップを 6個 300円程で購入しましたが，無事に持ち帰ることが出来ました。 もう 1セット買って来ればよかったなと思っています。
コンヤからカッパドキアへ向かうのですが，昔のシルクロードに沿って進みます。 街道沿いのスルタンハン・ケルヴァンサライにある昔のキャラバンサライ（隊商宿）に寄りました。 盗賊から積荷を守る安心の宿だったと思われます。
キャラバンサライの入口門の見上げです。 イスラム式の幾何学模様が綺麗です。 上部の鍾乳石飾りはスペインで見たものと少し異なります。
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キャラバンサライの内庭です。 ラクダ等はここら辺りに留め置かれたのではと思われますが，混同を避けるためでしょうか各アーチの飾り彫刻がそれぞれ異なります。
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キャラバンサライの内庭奥の入口上部の彫刻です。 鍾乳石飾りがなかなか見事です。
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キャラバンサライの前庭にスイカズラが咲いていました。 日本の花と同じですが，花弁が少し細いのか一寸さみしい感じがします。 先に咲いた花は黄色くなり，金銀花とも呼ばれますが，トルコでも同じですね。 忍冬唐草はこの蔓草ですが，忍冬唐草文様は中国のシルクロードを越えて奈良の都に伝わり，薬師寺本尊の台座を飾っています。
ノウゼンカズラの花も咲いていましたが，花弁の反り返り方が控えめな感じでした。｜旅 紀行Topへ｜
キャラバンサライ近くの道路脇に咲いていたアザミの花です。
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スルタンハン・ケルヴァンサライの次のアウズカラハン・ケルヴァンサライを車窓から探していましたが，それらしい建物があっという間に通り過ぎて撮影は出来ませんでした。 しかし，山地に掛かる辺りで別のキャラバンサライを捕えることが出来ました。 この様な宿場が点々と続いていたのですね。
沿道の山の上に神殿の柱の様な物が見えます。 観光案内書や地図をめくりましたが，それらしい記載はありません。
アグリジェントのギリシャ神殿を思い出します。
